DNS Chukyoに参加してきました

主にid:youandiさんに紹介されて行ってきました。
昔からDNSは興味があり*1、他大学からの参加もOKとのことだったのでものすごくアウェーな気がしましたが参加することにしました。
DNS Chukyo : ATND


今回の話の内容はシラバスの2章〜4章ほどまで。
一気に話し聞けるのかな、と思いきや少しずつ進めているらしいです。
まぁ、そりゃそうか ^^;


勉強会自体に関しては、先にある程度DNS&BINDとか他の解説サイト読んでおいた方がいいかな、と思いました。
要は若干レベル高めかも?
ただ、全て鵜呑みにはしないように。実装依存な所とか解説が微妙な所も多いから。
語句も統一性無いし・・・。

移譲の話

ドメインを取得する、ということはそのゾーン(example.comならexample.comゾーン)の管理権限を得る、ということと同義になるので、そのゾーンの管理権限はドメインを取得した人が担うことになります。
基本的にはそのゾーンのこと(DNSも)はそのゾーン内で解決するのが一番スマートなやり方ですが、実際は名前解決を外部に任せている所がほとんどです。
意外と知らない人も多いかもしれませんが、ドメイン木構造と名前解決の流れは全く違います。名前解決は木構造を辿るようには進みません。
そういうわけで、そのひどい設定の一例を見て考察するなどしていました。
場合によってはTLDから設定がひどい場合もあるのでなんとかして欲しいところではあるのですが。

グルーレコード

先述しましたが、名前解決は実際のドメイン木構造通りに進むわけではありません。
ある程度は木構造通りに進みますが、途中で道が分からなくなることがあります。
そこで使われるのが俗にグルーレコードと呼ばれる追加情報です。
(この辺、説明が非常に難しいので割愛します。)
ただ、これは必要なところに必要なだけ使われているのならばそれでOKなのですが、実際運用されているDNSの殆どで不必要なグルーレコードを含んでいる場合があります。
DNSソフトウェアの実装によってはこの情報を鵜呑みにしてしまうため、不要な情報はつけない方がいいとは私も常々考えている所ではあります。

Kaminsky Attack

2008年頃話題になったキャッシュサーバへの攻撃手法であるKaminsky Attackの紹介とその補足事項の話でした。
私もBlack HatのKaminskyのスライドなど見てはいたのですが、当時はイマイチ攻撃方法がよくわかりませんでした。
今回の説明で昔よくわからなかった部分に関しても理解ができたように思います。


とりあえず今回自分が勉強になったグルーレコードについてとKaminsky Attackについて忘れないように俺得なスライド*2にまとめているんですが・・・これ公開してもいいのかなぁ。
特にKaminsky Attackについては危なっかしいので。

*1:設定して運用した事ないけど

*2:図が無いと説明がキツイためスライドにして作ってる